2011年12月8日木曜日

ランニングの効用を考える

寒い中、また仕事で多忙な日々の中ランニングをするのは辛い。

しんどいなあ、だいぎいなあ、などど思う日も正直ある。

だけどいざ走り出してみると、ものの5分ぐらいでその気分は一変。

寒さなんて気にならなくなるのがいつものこと。

今日はこたつでぬくぬくとし、微動だにしない私だが、ランニングはいいなあーと心の中では感じ入っている。

自分の実感を元に、今日はランニングの効用について考えてみる。


  • 体力が付く
  • 全身の筋力が鍛えられる
  • ダイエット効果がある(有酸素運動で脂肪を燃焼)
  • 心臓が強くなる
  • 呼吸器が強くなる
  • 骨が強くなる
  • 快便になる
  • 質のよい眠りに繋がる
  • 体が柔軟になる
  • 免疫力が上がる
  • 新陳代謝が促進される
  • 皮膚表面にもガンガン血液が巡るので肌の調子も改善される
  • 抗酸化作用?(活性酸素を減らす)がある
  • 健康に自信がつく
  • ストレスを発散できる
  • 精神的な安定につながる
  • 大会に出場することで、各地を旅行する機会が増え世界が広がる
  • 栄養への関心が高まり、食生活の改善に繋がる
  • 大会やクラブ、ソーシャルネットワークなどに参加すれば仲間ができる
  • スポーツウェア選びが楽しみになる(ファッションの幅が広がる)
  • 体が活性化され、日常生活にメリハリがでる
  • アクションが早くなる(何かをしようと思った時に行動に移すまでが早くなる)
  • 成功体験を自分のペースで積み上げていくことができる
  • 目的意識を持って日々生活できる
  • 食事が一層おいしくなる
  • 屋外ランなら、自然の息吹や四季の移り変わりを実感でき、ヒーリング効果がある
  • 人様にお見せできる脚やおなかになれるため、日常のファッションも楽しくなる
  • 頭が冴えて、集中力が増す

などなど、枚挙にいとまなし、といったところ。

私が特にランニングを初めて良かったなぁ、と過去を振り返って思うのは〝精神的な安定につながる〟という点。

2年前の今頃、私はちょうどロサンゼルス一人マイケル追悼旅行から帰国した頃だったと思う。
旅行は超楽しくて、充実していて、最高に幸せな気分での帰国。
その後、目の前に迫ってきたのは、再就職へのプレッシャー。
年末から2月頃まで、今度は過酷な就職活動へ突入となった。
薬品の治療研究に携わる仕事に就きたいと考えていた私は、病院ではなく一般企業への就活を開始する。
恥ずかしながら、看護師免許のおかげで就職に困難さを感じた経験がなかった私。
就職難である現実を経験したことがなかったため、この時の就職活動でかなりの精神的ダメージを食らってしまう。
マイコミさんがかなり手厚く面接や書類についても対策をしてくれて、試験も手応えを感じて帰宅するも、なかなか決まらず落ち続け・・・。
収入なく、貯金は市民税や健康保険料、奨学金の返済などで思った以上に早く目減りし・・・。

いつのまにかすっかり精神的に落ちて、希望を失い、部屋から一歩も出ない日が増えた。
こたつに半身つっこんで、パソコンとテレビと散乱した部屋を毎日眺めているような日々。

あれはすっかりうつだったと思う。
外出した時はメイクしてオシャレして買い物を楽しんで帰ることができるし、ご飯は食べれるし、夜は良く眠れたけど、あの当時の私は心底うつだった。

占いや神社などでの願掛けを唯一精神的な頼りにしていたように思う。

それも、相当熟成した時期になってでないと、自分で手が付けられないことに気がつき相談できなかった。
対応が遅れたこともあったためか、その後回復して安定を取り戻すまでに時間を要した。


回復に役に立ったと思えることのひとつに、ランニングがある。

初めはほんの2km程度のランでもものすごく息が上がって大変だった。
でもランニングは自信のない自分でも、人目を気にせず一人で始められるモノだから、時々少しずつすることができた。
やって行くうちに、走りきれる距離や早さが徐徐に上達してくるのを実感できた。
コレを実感できたら、もうしめたものだった。

ランニングログを取り、成功体験を記録していくことで、自分をどん底気分に追いやったマイナス体験をちょっとずつ記憶から払拭していく。
それを地道に続けた。

心と体は繋がっている。
脳科学者が言うには、「脳(心)は体の奴隷」であるという。

体が少しずつできてくると、心が安定してきた。
体のバランスが整うことで、関係ないと思いがちな脳内にある失敗体験への思いのとらえ方が変化して、論理的に整理され、感情を刺激しない形に収まっていく。

これは本当に、目からウロコの経験だった。

うつ病で、体を動かすことがひどく心身の負担にならないぐらいの状態にいる人には、ぜひ個人的にマイペースで始められるランニングをオススメしたいと思う。

ちなみに、心の安定を取り戻すには、食事も大事だったと思う。
食育の分野でも言われているが、栄養のバランスを考えて3食きちんと食べること。
ジャンクフードに走らないこと。

健康な体づくりで必ず健康な心を手に入れることができると私は信じている。


みなさんも、よく食べよく寝てよく運動を!


だから看護師の夜勤だけはなんとかして欲しいよー。
体に本当に悪いさー。


ほいじゃ!
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