2009年7月20日月曜日

祇園祭 宵々山(7/15)を歩いてみた

祇園祭はとにかくすごい人・人・人!人の山!いや、人の山鉾!


京都に住むなら一度は行きたい、しかし一度行ったらもう勘弁。
そうのたまう他府県から京都に移り住んだ知り合いは多い。


京都生まれ京都育ちの最近知り合った女性なんかは、一度も行ったことがないらしい。
これは極端な例なのかもしれないが、京都人心理は少なからずそんなところがあるのか。

観光客でごった返すところに、わざわざ行って揉まれるのは避けたい。
そんな潜在意識がはたらくのだそうな。
いつでも行ける近いところに住むと、案外、遠いようだ。


さて、祇園祭 宵々山。


すごい人だかりだが、京都人はこの中に何%いるんだろう。

外国人も浴衣を着て歩き、恋人たちも浴衣姿で腕をからませ、
和柄に華やぎ、インターナショナルかつ暑い熱い京都の夏のはじまりだ。

テレビでは四条通がよく映し出され、花形の長刀鉾が登場するが、実はあそこは祭りのハズレ。
宵山の期間の盛り上がりは、烏丸通よりも西の鉾町周辺が中心なのは周知のことだろう。

長刀鉾の昼と夜を写真に撮ってみた。

「コンチキチン」の祇園囃子が鳴り響く。


鉾頭まではあまりに長身すぎて写真に収まらなかった。
先端に少し反りのある長刀が掲げられている。これが何とも言えず、ピリッとした勇ましさがありカッコいい。
長刀鉾には女性は乗れない。男性らしい神聖で雄々しい花形の鉾だ。



夜は周辺の現代的なビルが闇に隠れ、鉾の提灯が明々と浮かび上がって引き立てられるので、とても風情がある。


人の流れに逆らい、立ち止まって写真を撮るのも一苦労。

お囃子に聞き入る余裕は、実はない。
汗にまみれて人を掻き分け、路上は常に写真戦争だった。



↓次は鉾町周辺


←菊水鉾。狭い通りにでーんとそびえる鉾の姿は迫力がある。
町内にあった「菊水井戸」が名前の由来とか。

周辺にたくさん露店が出ていて、おいしい匂いが漂っていた。
時間帯により、歩行者天国の道は一方通行になる。
人の流れは途絶えることがない。
呉服問屋の浴衣セールが各所であり、一着1000円という所も!
この浴衣セールは隠れた祇園祭の醍醐味だ。
←「福包み」というもの。
願い事を書き込んでおくと、八坂神社に奉納してくれるらしい。
ということで、通りすがりの私も参加した。
迷うことなく、マイケルジャクソンの冥福をお祈りしておいた。
日本の神に?意味ない!というご批判はすでにお受けしております。
よいのだ!10年来のファンである私にとっては、大きな衝撃で
言葉を失ったニュースでした。LOVE MJ。天国でお幸せに。

←通りはこんな賑わい。

どてやき、いか焼き、焼きそば、たこせん、ベビーカステラ、かき氷、お好み焼き、たい焼き、冷やしきゅうりとトマト。。。

そしてビール!

お祭りB級グルメも忘れてはならない醍醐味だ。
ワイン、白いタイ焼き、ケバブ、ピタパン、サラダ、イカ飯、アユの塩焼きなど、ちょっと珍しい趣向の露店を見つけるのも面白い。
祭りの夜は楽しく更けていった。
気が付いたら手提げの中にうちわが大量に溜まっていた!
うちわ配られまくりなのも、祇園祭らしさかな。
ほいじゃあ~。