2009年7月28日火曜日

京都伏見の酒蔵巡り


いやいや、伏見の酒蔵にいってきました。
時雨の降る日でした。

用水路沿いは緑が青々としておりました。


屋形船がけだるく流れていきます。


まずは、黄桜へ。


カッパのシンボルキャラクターが有名ですね。


その名もカッパギャラリーがあって、キャラクターの原画と今までのコマーシャル集の放映、全国のカッパ伝説の情報を集結したカッパ博物館がありました。


妖怪が好きな方は、一度は訪れるとよいかもしれません。コアな内容満載です。


広い酒蔵で、道を隔ててもまだまだギャラリーが続いていました。



中に突如、水道の蛇口のような所があり、伏見の地名の由来が書いてありました。

さすが酒どころ。名水の蛇口のようです。「伏水」転じて、伏見だそうです。


酒蔵の中にいくつかある蛇口のところで少し突っ立っていると、地域住民の方たちがペットボトルなどをたくさん持参し、どかどかと入れて持って帰っていました。まるで勝手知ったる我が家のように。これが伏見桃山の日常なんでしょうねえ。

うらやましい光景でした。



そしてお次はおなじみの大蔵記念館!

月桂冠の酒蔵です。


300円の入場料を支払い、中へ。定価300円の特製カップ酒を受け取ったので、実質タダです。

カップ酒は純米吟醸。やや甘めのいい味でした。


館内を巡ると、最後にお酒の試飲ができます。やっぱり原酒は良い意味での雑味が活きてて、うまかった。


それから伏見桃山方面へ踵を返し、神聖という銘柄の酒蔵直営の鳥料理屋「鳥せい」に入り、もう一杯お酒を充填。

店の中央に銀色のでかい原酒のサーバーがあり、とにかく存在感がある。

この状況で原酒を注文しないのはアホだと言わんばかり。

原酒グラス1杯400円。

口当たりさわやか、きゅっと引き締まった飲みごたえ。


飲みやすく、薫り高く、酒蔵で飲む原酒ってなんでこんなに旨いんでしょう。


鳥も新鮮でこだわっているので、鳥の刺身が食べられます。


焼き鳥も最高!うーん、良い店。



店のすぐ隣の駐車場にも注水所があるので、持って帰るべく並びました。

雨がぽつぽつ。お酒が入っていい気分。というか、すこし千鳥足。


「コーヒー入れたら美味しいからやってごらんなさい」と、見ず知らずのおばちゃん、アドバイスありがとう。

確かに、コーヒー入れたら、味が透き通ってて旨かったです。



そうそう、伏見桃山駅にほど近い場所にある「饂の神」という饂飩屋さんにも行きました。

セットメニューが充実しているのでオススメです。なんといってもこだわりのシコシコうどんが最高に歯ごたえよく、絶品。
お昼はお客が一杯でした。
あー、伏見ってすごいな。
中書島付近は、龍馬の寺田屋もいいけど、月桂冠の試飲と「鳥せい」はマストポイントです!
ぜひセットで行ってみてくださいねー。ほいじゃあ~。

2009年7月20日月曜日

祇園祭 宵々山(7/15)を歩いてみた

祇園祭はとにかくすごい人・人・人!人の山!いや、人の山鉾!


京都に住むなら一度は行きたい、しかし一度行ったらもう勘弁。
そうのたまう他府県から京都に移り住んだ知り合いは多い。


京都生まれ京都育ちの最近知り合った女性なんかは、一度も行ったことがないらしい。
これは極端な例なのかもしれないが、京都人心理は少なからずそんなところがあるのか。

観光客でごった返すところに、わざわざ行って揉まれるのは避けたい。
そんな潜在意識がはたらくのだそうな。
いつでも行ける近いところに住むと、案外、遠いようだ。


さて、祇園祭 宵々山。


すごい人だかりだが、京都人はこの中に何%いるんだろう。

外国人も浴衣を着て歩き、恋人たちも浴衣姿で腕をからませ、
和柄に華やぎ、インターナショナルかつ暑い熱い京都の夏のはじまりだ。

テレビでは四条通がよく映し出され、花形の長刀鉾が登場するが、実はあそこは祭りのハズレ。
宵山の期間の盛り上がりは、烏丸通よりも西の鉾町周辺が中心なのは周知のことだろう。

長刀鉾の昼と夜を写真に撮ってみた。

「コンチキチン」の祇園囃子が鳴り響く。


鉾頭まではあまりに長身すぎて写真に収まらなかった。
先端に少し反りのある長刀が掲げられている。これが何とも言えず、ピリッとした勇ましさがありカッコいい。
長刀鉾には女性は乗れない。男性らしい神聖で雄々しい花形の鉾だ。



夜は周辺の現代的なビルが闇に隠れ、鉾の提灯が明々と浮かび上がって引き立てられるので、とても風情がある。


人の流れに逆らい、立ち止まって写真を撮るのも一苦労。

お囃子に聞き入る余裕は、実はない。
汗にまみれて人を掻き分け、路上は常に写真戦争だった。



↓次は鉾町周辺


←菊水鉾。狭い通りにでーんとそびえる鉾の姿は迫力がある。
町内にあった「菊水井戸」が名前の由来とか。

周辺にたくさん露店が出ていて、おいしい匂いが漂っていた。
時間帯により、歩行者天国の道は一方通行になる。
人の流れは途絶えることがない。
呉服問屋の浴衣セールが各所であり、一着1000円という所も!
この浴衣セールは隠れた祇園祭の醍醐味だ。
←「福包み」というもの。
願い事を書き込んでおくと、八坂神社に奉納してくれるらしい。
ということで、通りすがりの私も参加した。
迷うことなく、マイケルジャクソンの冥福をお祈りしておいた。
日本の神に?意味ない!というご批判はすでにお受けしております。
よいのだ!10年来のファンである私にとっては、大きな衝撃で
言葉を失ったニュースでした。LOVE MJ。天国でお幸せに。

←通りはこんな賑わい。

どてやき、いか焼き、焼きそば、たこせん、ベビーカステラ、かき氷、お好み焼き、たい焼き、冷やしきゅうりとトマト。。。

そしてビール!

お祭りB級グルメも忘れてはならない醍醐味だ。
ワイン、白いタイ焼き、ケバブ、ピタパン、サラダ、イカ飯、アユの塩焼きなど、ちょっと珍しい趣向の露店を見つけるのも面白い。
祭りの夜は楽しく更けていった。
気が付いたら手提げの中にうちわが大量に溜まっていた!
うちわ配られまくりなのも、祇園祭らしさかな。
ほいじゃあ~。